ブラフ

前回取り上げたブラフについて書いていきます。

■ どのような手牌、局面でブラフが有効になるのか

配牌の時点で十分アガリが見込める手なら素直にアガリにいけば良く、アガリが遠くても、鳴いて役をつけるのが困難で面前で進めた方がまだアガリが見込めるならそうした方が良いです。よって、面前のアガリは厳しく、仕掛けて役をつけるには若干パーツが足りてないような手牌の時にブラフが有効になると言えます。局面については、オーラスの順位争いでどうしてもアガリに向かう必要がある場合や、トップ目で他家の親を流したいような場合以外なら有効です。

■ ブラフの手順

まず染め手等の鳴いても役がつく手を目指し、役に絡まない中張牌やターツを捨てていきます。運良く手が進んで面子候補が足りればアガリに向かいますが、5〜6巡しても手が進まないならブラフに転じます。

次に、例えば染め手であれば、染めの関連牌を1〜2フーロしつつ、手出しで字牌→染め色の数牌と並べ、後はツモ切りを繰り返すことであたかもテンパイしているかのように装います。これで他家が降りれば御の字。余裕があれば形式テンパイを狙います。それでも向かってくる他家は手が入っている可能性が高いのでその時は素直に降りましょう。

■ 注意点

ブラフの目的は失点の軽減です。失点回避は放銃しないことが第一なので、リーチが入っても降りきれるだけの安牌を確保(中盤なら3枚が目安)することがまず必要です。生牌の役牌をなるべく抱えることや、ドラが絡んでいそうな仕掛けをすることで、他家から見て切りにくい牌の範囲が広く、高打点に見えるような仕掛けと捨て牌にするのも大事ですが、手牌とドラによってはどうしてもあまり効果的なブラフにならないこともあります。その時は特に安牌の枚数に気を遣いたいところです。

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