競技ルール１
麻雀が運の要素の強いゲームである理由として偶然役の存在がよく挙げられることは前回書きました。その為、運の要素をなるだけ排除し、より実力差が出やすいゲームにするという狙いで、一発、裏ドラ無しのルールがあります。一般的に競技ルールと呼ばれるルールです。（天和、地和が存在しない競技ルールもあるそうです。）
一発や裏ドラは、偶発的要素の中で比較的出現率が高い（和了全体における一発の複合率は前回のものを参照、裏ドラ複合率はリーチ複合率が42%程度、裏ドラが乗る確率が30%程度より約13%程度）ので、運の要素を排除する狙いで一発、裏ドラ無しのルールが採用されるのは判ります。ですが、運の要素が減ったからといって、果たして本当に実力差が出やすいルールになっていると言えるのでしょうか。文章表現からお察しでしょうが、私の考えは”否”です。そう考える理由は何か。また、どのようなルールにすればより麻雀を実力差の出やすいゲームになるのか。これらについて次回以降述べていきたいと思います。
