愚直な麻雀1

一般的な雀荘で場代浮きする為の目安

レートは1-1-2 場代600祝儀(チップ)500トップ賞100 25,000の30,000返し

1位40,000
2位30,000
3位20,000
4位10,000 と点数を固定すると 1位+50 2位+10 3位-20 4位-40 となる。

この仮定だと順位率が30−25−25−20(平均順位2.35)、平均チップ収支+0.36という戦績で1半荘あたりの平均収支が0となるので、場代も含めて勝つためにはこれより優れた戦績を残す必要があります。チップ収支が良ければ平均順位が2.35より悪くても良いですが、チップ収支は平均順位よりも運不運による偏りが大きいこともあり順位より実力によって差がつけにくいところです。よって安定して場台浮きの戦績を残すためには平均順位2.35を切りたいところです。

一方、ネット雀荘の最上卓で、長期で平均順位2.35を切る打ち手は極僅かしか存在しません(「天鳳昇段・レートシミュレータ 特上勝手にランキング」参照)。最上卓だけでも全体の構成員がフリー雀荘一軒より遥かに多いにも関わらず、フリーであれば場代勝ちできるほど勝っている打ち手は指で数えられる程しかいないのです。

ネットの最上卓でもフリー雀荘でも数多く打っていて、フリーで場代浮きをクリアしている打ち手は、私の知り合いだけでも、最上卓で”場代勝ち”できる程勝っている打ち手より多くいます。よって、少なくともフリー雀荘の平均レベルよりは、ネット最上卓の平均レベルのほうが高いと言えそうです。(※まぁじゃんは人生(9)で書いたように、一フリー雀荘あたりの構成員はネットのそれより遥かに少ないので、レベル自体は雀荘によって大きく異なる可能性が高いです。よって、レベルの高いフリーであればネット最上卓平均より構成員が強いことは十分有り得ます。実際、ネットトップクラスで雀荘メンバーを経験したこともある某氏は、長期で比較してネットの方が成績が良かったと述べています。)

しかし、実際に観戦してみると、レベルが高いと言う割にはミスが目立ちます。ミスしまくりで下手な私ですが、私以上にミスが目立つ打ち手が多いのでそこそこは勝てています。

一方、麻雀プロの対局動画で、ギャラリーが見てすぐ判るような目立つミス(場に切れている関連牌の見落としや、押し引き判断やベタオリ手順のミスによる放銃)が見られることはそうありません。ですが、全体的にみればプロはネットで大して勝ってるとは言えない(それどころか、ネット最上卓に来る事すら危うい成績のプロも少なくない)ことはこれまで申し上げたとおりです。一体これはどういうことでしょうか。

次回に続きます。

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