麻雀技術の概要

麻雀のゲーム性とは選択と抽選の繰り返し[1]

これらの抽選は打ち手の意志の介入を受けない。
つまり完全にランダムに行なわれているということだ。

選択の局面で抽選を有利に受けることは可能。
そこだけが麻雀における技術介入の余地がある局面。
あとは抽選結果を待つしかない

麻雀研究人生は上々だ 「麻雀は選択と抽選の繰り返し」より

では、麻雀に勝つ(=半荘あたりの平均収支最大化)技術にどのようなものがあるのか。それを以下のようにカテゴリ分けし、その後それぞれにおける最適な戦略を考察していく。

(1) 打牌選択そのものに直接関わる技術

牌効率(打点効率、手役構成技術、先制時におけるリーチ、鳴き判断を含む)
 (和了率)×(和了素点)+(和了時以外の収支)の最大化を目指す技術。
ベタ降り
 (放銃率)×(放銃素点)+(被ツモ率)×(被ツモ素点)の最小化を目指す技術。
絞り・回し打ち
 言わば、ある牌を一定の条件を満たさない限り切らないという条件付きでの牌効率と言える。絞りに関しては非テンパイと考えられる他家に対して、回し打ちはテンパイと考えられる他家に対して対応するものを指す。

(2) 押し引き判断(被先制時におけるリーチ、鳴き判断を含む)

(1)のうちどれを基準に打牌選択するかを判断する技術。

(3) 点棒状況判断技術

(1)(2)の技術は基本的に局あたり平均収支の最大化を目指す技術。麻雀には順位点があるので、局あたり収支≠半荘あたり収支である。この差異を補完する為の技術。

(4) 読みの技術

(1)(2)(3)の技術は基本的に確定情報を対象とする技術。不確定情報を考慮することで、上記の技術の精度をより高めることを目指す技術。

山読み
 (1)の牌効率に関わる。
待ち読み
 (2)と関わる。
手役、手牌進行読み
 (2)と関わる。

(5) 上達の為の方法論

(1)(2)(3)(4)の技術は対局中の打牌選択に関する技術。如何にしてそれらの技術を習得するか、また実戦でうまく使いこなす為にどうすべきかについての技術。


  1. ^ 木原浩一プロ(日本プロ麻雀協会所属)が提唱した麻雀ゲームの原理。
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