孤立1・9牌

孤立牌内での比較も、牌効率論8で述べたような基準を用いて行う。しかし、孤立牌の場合はターツの時より性質の違うフォローやコンボが複数絡むケースが出てくるので比較が難しくなる。ここで挙げているものの中にも優劣が微妙でまだはっきりと判らないものもあるのであくまで目安として参考にして頂ければ幸いである。また、微妙であるからこそ、他の形(主に手役絡み)や河によって変わることも多い。

孤立1・9牌同士の比較

まずは孤立1・9から。

一四七一四四一四一四六<孤立客風牌<一四五一二四一二二四一五七一五六一一三四一一二三一五六七一四五六一四五五六一五一三四六二一三四六八一三四五

受けにフォローがある

一四七
五六と引いて一四五六七となってもまだ受けにフォローがあるので一四一より不要。
一四四
二三引きで二四四三四四の複合ターツができる分で一四より弱い。四が唯一の頭であれば一から一面子作るケースもあるので一四一より残すがフォローはあるのでやはり通常の一よりはっきり弱い。
一四
有名な二三にフォローがある形。頭が無い場合は一二三四の形になったとき頭を求めやすくなるがそれでも通常の一よりはっきり弱い。
一四六
二引きでリャンカン、三でもリャンメン+浮き牌のフォロー。一三四六の形を逃すロスがあるがあまり痛くない。

ここまでぐらいなら手牌の守備力を考えて(1枚だけなら余り効果がないが、重なった時には結構差が出る)客風を残したほうが良いとみる。

一四五
二引きは二度受けで三もフォローがある。しかし一三四五の形を逃すロスは結構大きい。
一二四
二に複合ターツ、三に面子化のフォロー。一二三四の形を逃すロスがあるので上より価値が高い。頭が無い場合の方が比較的価値が高い。
一二二四
ペンチャンでも出てきたがこれは一二二四として見るのが普通。一二二三四の形を逃すロスがあるので上より価値が高い。
一五七
三のみにリャンカンのフォロー。二にフォローはない分上で挙げたものより一の価値が高い。

受けができた時にフォローがある形になる

一五六
三引きで一三五六となり四引きのリャンメン変化にフォローがある。

ただの孤立1

一

コンボを組む

一三四
フォローとコンボがそれぞれ複数存在するのでただの孤立一との比較は難しい。頭が無いときは一二三四の価値が高まるので頭の無いときは一より上か。
一一二三亜リャンメン形
一四ツモで一面子+一雀頭。二三ツモで連続形を作る。
一五六七
三ツモで一三五六七となり変化の強いカンチャンになる。
一四五六
三ツモで一三四五六となりより強いカンチャンに。
一四五五六
三ツモでリャンメン・カンチャンに。

この辺りからメンゼン志向なら孤立役牌より残すことも多くなる。

一五
三ツモでリャンカンに。一四五五六から一切って三を引いてもリャンメンになるので、リャンカンが単独カンチャンになる方が痛い。
一三四六
これも一三四六と見るのが普通。二に面子化のフォローがあるが新たに五引きで強いカンチャンになる。

ここから孤立2より価値が高くなる。

一三四六八
フォローはあるが二五ツモでリャンカン(準良形)ができる。孤立2からは良形(リャンメン)は1種しかできないので孤立2より強い。
一三四五
二ツモでリャンメン、六ツモで強いカンチャンができるのではっきり孤立2より強い。

一二三四の形は一二三+孤立四とみなすので後で扱う。)

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