ダマでもそこそこ打点のある手(良形30符4翻以上、愚形40符3翻以上)を終盤以外でもダマにすべき状況とはどのような時でしょう。
(1)で挙げたことと同様ですが、今回はダマでも既にそこそこの打点が保障されているので、オーラスやラス前以外でも適用されるケースも出てきます。(半荘戦なら南場以降が目安、東場であればほぼ素点だけでリーチ基準を判断してよい。)
例:南場以降2着と12,000点差以上のトップ目でダマ満貫テンパイ
ここで満貫和了すれば2位に20,000点差以上つくので、2位と子同士での倍満ツモ、跳満ツモ親被りでもトップを維持できます。(2位からの出和了であれば更に条件が良くなる。)
例:南場以降でラス目の時、トップ目が断トツで、満貫ならどこから和了しても2着に浮上する場合のダマ満貫テンパイ
例:ヤオ九牌がドラである時の七対子ドラ単騎
ドラとは言えヤオ九牌は使いづらいので、手が進めばこぼれる可能性が高いです。一方リーチがかかっていれば、ドラは特に危険なので止められる可能性が高くなります。逆に、ドラが中張牌であれば、ダマでも出にくい待ちなのでリーチの方が相対的に有利になりますし、ドラ以外の字牌単騎の七対子ドラドラなら、リーチしても和了できる可能性は高いので同じくリーチが有利になります。
例:自分の当たり牌が不要であることが明確な他家が二人以上いる場合
具体的には、既に当たり牌を切っている相手、当たり牌と別色の一色手をやっている相手、当たり牌が中張牌の時に国士、チャンタ狙いの相手が挙げられます。
例:リーチの待ちが特定されやすい河で、自分の当たり牌が不要であることが明確な他家が一人以上いる場合