テンパイした時にどっちの待ちに受けるか。
当然打点が変わらない場合は枚数が多いほうに受けますし、枚数が変わらなければ打点が高いほうを選びます。枚数も打点も同じなら和了し易い方に受けます。から1枚切ってリーチなら−待ちより、端に近い−待ちに受けます。シャボとカンチャンならシャボに受けます。(1枚差ならシャボ側がヤオ九牌含み等のあがり易い待ちが残っているならシャボ、そうでないならカンチャン。2枚差はシャボの一方が枯れていて、残り一方が2枚残りの字牌のとき以外はカンチャン。ただ、この辺りは微妙な差なので場況で優劣が変わることも少なからずあります。)
では、一方は打点が高いが枚数が少なく、一方は打点が低いが枚数が多い(もしくは枚数は同じでも和了し易い)場合はどうでしょう。
打点表記はいずれも子の一発裏無しの場合のロン和了。
これに、安目高目や、枚数は同じでも和了率が異なる場合や、ダマテンに受ける選択が加わると更に複雑になります。
基本は、ドラがなければ高目役優先、ドラが多いほど和了率、打点の安定性優先になります。
東場 東家
→ドラ0〜1はシャボでリーチ
→ドラ2以上はリャンメンリーチ(がドラならシャボでリーチ)
→ドラ0は打リーチ
→ドラ1は微妙だがの出易さで打リーチ
→ドラ2以上は打リーチ
→ドラ0の場合は微妙、片割れが字牌等の和了し易い待ちや、打点が必要な場合ならツモり三暗でリーチ、他はリャンメンリーチ
→ドラ1以上はリャンメンリーチ
1枚切れ
→シャボに受けると安目があるがシャボでリーチ
ドラ
は客風
→ドラ単騎リーチ
→がなら単騎リーチ
→ドラの場合は単騎リーチとダマどちらが良いか微妙
→ドラでなら単騎ダマ若干有利
→単騎リーチ
→他にドラがあれば単騎リーチ(一方が2枚切れであれば2枚切れの方を切ってリーチ。地獄待ちにはしない。)
→まだ相手のヤオ九牌整理が終わらない段階(3巡目程度)であれば単騎リーチ(掴めば出る牌で尚且つ相手の手の内に残っている可能性が高い牌で待てば和了率は極めて高くなるので)
→以降は−リーチ
特に状況がなければ(オーラス高目or愚形ダマなら確定捲くり手になる一方、リーチして安目上がりorリャンメンリーチなら裏1でも捲くれない等)このケースはほとんど存在しません。安目高目があってもほぼ即リー(安目が出ても上がる)が正解ですし、良形リーチ>愚形ダマなので、後者の場合はリャンメンリーチ(もしくは愚形に受けて尚且つリーチ)が正解です。
数少ない例外は以下のようなものです。
この形で、がドラである等、リーチすると特にが出づらくなる場合。
ドラ
→切ってダマ(がドラでなければ打リーチも有力)
ドラ
→切ってダマ(ドラが無ければ打リーチ)