どんな手役狙い(鳴いても役になる場合)に関しても23〜25で述べた内容が成り立つ。今回から個別の手役について狙う基準や狙う際の手筋についての解説に入る。

断ヤオ九

鳴いても役になる(クイタン有りの場合)うえに喰い下がりが無く、しかも非常に作りやすい。リーチと同様麻雀のベースとなる役である。

  • 孤立2〜8の価値が高くなる。

タンヤオが見える手であれば重なった場合のメリットもそこまで変わらないので、有効牌の量で明確に孤立2・8>>孤立役牌。タンヤオが不確定であっても、他に手役が無いのであれば中央に寄せるように打つのが基本である。

  • タンヤオがあれば明確に、他のリャンメンターツ>>2・3・7・8。
  • タンヤオが確定する場合は、ほとんどのケースで確定させるのが正着である。

例:二三四六七(3)(4)(5)446699 →打9

例外は二三四六七(3)(4)(5)356699のように、タンヤオにしなければリャンメン待ちが確定するような場合や、二三五とあって、一ツモでのメンゼンリーチも十分に狙えるので打五とする場合。

  • シャンテン戻しになってもタンヤオ確定なら孤立3〜7>ペンチャン。

喰い仕掛けもできるので打点だけでなく速度面でも優れている。

例:一二五七七(2)(2)(2)(4)(6)(8)445 →打一

  • シャンテン数が変わらない仕掛けであってもタンヤオ確定なら仕掛ける。

例:二三三四四(r5)(7)(8)(9)3368 →(6)7チー

例:一二三四五六(2)(4)(8)(8)368 →四七(喰い替えにならないように五六で仕掛ける)チー
一二三四五六(4)(5)(8)(8)67北のようにリャンメン確定なら流石にメンピン狙いでスルー。だがこれもアガリトップ等打点が不要な場合は四七チー。

同様に打点が不要であれば次のような仕掛けも見落とさない。

※他の部分は1234(5)(7)(7)
三四四五五六 →四七チー →三四四五
四四五五六七 →三六チー →四五六七
二四四五五六 →カン三チー →四五五六

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