後々付け

面子候補も手役も確定している手であれば、鳴けば手が進む牌をスルーするのはよりよい受けや変化が(現時点の巡目、他家の手牌進行状況であれば)十分ある場合に限られる。手役が不確定であっても、手牌と巡目を考慮して先にここで1面子確保しておくべきであれば仕掛けることになる(後付けの仕掛け)。これまで述べてきたように、案外後付けの仕掛けをすべきケースは多い。

ならば、役牌がまだ孤立牌である等、より手役の確定度が低い手であっても先に鳴いて1面子確保するべき場合も出てくることが考えられる。後付けより更に手役確定までに手を要することから、このような仕掛けを後々付けという。

後々付けの仕掛けをするケースは後付けの仕掛けをするケースよりはもちろん少ない。以下の条件を満たすような場合に有効になると言える。

  • 手が遅くメンゼンでのテンパイがかなり厳しい。(メンゼンで十分いける場合にこのような仕掛けをしても却って和了辛くなるだけ。)
  • 手役の確定度は低いが、複数の手役の可能性が残ることでこれをカバーしている。
  • 僅差のアガリトップ、既にドラドラ以上確定等和了すれば高打点確定等、和了することのメリットが特に大きい場合であれば有効になるケースも多くなる。

手役の可能性については、3〜4種以上見えることが後々付けをするうえでの目安になる。手役の確定度が低い段階で他の手役の可能性を否定するような仕掛けや打牌(特に、クイタンが見える場合にクイタンにならなくなるような仕掛け)をすることは控えたい。また、元々和了が厳しいところから仕掛けているので、中盤過ぎて手がまとまらないようであればオリることも考える。

具体的には以下のような手役が挙げられる。

  • 役牌(孤立役牌1枚につき1種)
  • タンヤオ
  • 一色手(面子候補3組程度)
  • トイトイ(トイツ3組程度)
  • チャンタ系(面子候補3組程度)
  • 三色(確定までに後付けより更に一手かかる)
  • イッツー(同上)

配牌の時点で様々な手役を構想することは、メンゼンで高い手を狙うというより、寧ろこのように上手く仕掛けてアガリに向かう技術として重要である。

例(いずれも配牌)

一二四六八(1)(5)(9)(9)46白中 →五チー、打(1)
イッツー、456三色、役牌後々付けをみて五チー打(1)

三r五九九3r5(1)(5)(8)(9)白發中 →四4チー、打(1)
345三色、クイタン、役牌後々付けをみて四4チー打(1)

五八(1)(1)(3)(5)(7)(8)7899白 →(9)9チー、打五
純チャン、789三色、イッツー、役牌後々付けをみて(9)9チー打五

南は客風
一一二六九九269南南白發 →一九南ポン、打6
ホンイツ本線でトイトイ、チャンタ、混老頭、役牌後々付けを見て一九南ポン打6

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