メンゼン手で孤立ドラを切れば(2)、抱えれば(1)の形になる場合。
ドラを切って2,600点未満の手なら4連形より上、5,200点以上の手なら下、中間なら同程度のものとして、牌効率論47,48の判断基準に沿って選択する。
ドラを切っても5,200点〜が見込めるようならドラ切りで良い。
安手の場合は チルノさんのmixi日記 「2ターツ型イーシャン時の28ドラの決め」を以下参照。
あって嬉しいような切り時に困るような孤立2,8のドラ。私はイーシャンまで残ってることが少ない気がするけど、もうちょっと持ってみようかな。決めが重要っぽいのでおおざっぱにリリースを決めてみた。(全部東風第一メンゼン。他のメンツは役無しかピンフのみ程度を想定。)ちょくちょくいじるかも。以下全てドラはとする。
A リャンメン+リャンメンのパターン
の使い道が4枚増えたけど手牌のドラが増えたので、この効果以上にテンパイが重要な感じ。
B リャンメン+愚形
C 愚形+愚形
基本はドラ切り。ドラを切るとのみ手濃厚なら点棒状況次第で(1)、(2)、シャンテン戻し(愚形ターツがある場合)を使い分けるというところ。和了優先なら(2)、点数は欲しいがテンパイしたらのみ手でも即リーでも良しとするなら(1)、のみ手で和了するメリットが薄い場合は愚形ターツを落としてシャンテン戻し((1)よりもドラを使い切りやすい)。
この場合は他家に鳴かれるリスクも大きい。(任意の巡目で役牌を切った場合に他家に鳴かれる確率は『科学する麻雀』参照。)他家の河、仕掛け次第で鳴かれる確率は大きく変動するが、今回は染め手やトイトイ、役牌バックのような、特に鳴かれやすそうな仕掛けはないものとする。
良形2,600点以上確定、愚形残りでも5,200点以上が見込めればドラ切り。それ以下なら和了優先でなければ(1)を選択。愚形+愚形でテンパイしてものみ手のような手であればドラを切り出せるだけの手にすること自体が困難なので、2シャンテンに戻してドラを重ねるかドラ単騎のテンパイを目指すのが無難とみる。
1シャンテン時と異なり、2シャンテン以前で受けを多少狭めても和了率はそこまで下がらない。よって、孤立ドラの相対的な価値が上がるので、比較的使いやすいドラであれば2シャンテン以前に切り出すことは稀である。孤立ドラにくっつかずに1シャンテンになってもまだドラを維持できることが多く、ドラを切ることになっても先に切った場合と結局形が変わらないのであれば尚更残す。
逆に言えば、孤立ドラにくっつかずに1シャンテンになったらほぼドラを切り出すことになり、1シャンテンになった時の形が先にドラを切った場合よりも明確に劣ることになるようであれば、2シャンテンからでもドラを切り出すことになる。手牌の中のどの複合ターツにも手がかけづらい場合がそれに当たる。
ドラ
→打
ドラを引っ張ってもロスは少ないので打。(タンヤオがあるので七対子のロスもあまり気にならない。)
ドラ
→打
ドラ以外を切るとロスが大きいので打。
ドラが重なった場合の打点上昇は大きいが、1枚だけだとそこまででもない。また、喰い仕掛けが利くのでドラ単騎のテンパイに持ち込むことがメンゼン時に比べ容易である。(単騎になった場合は出やすい分ドラが端寄りである方が有利。)この為、メンゼン時ほど孤立ドラが何であるかで判断が変わらない。ここではドラとする。
→打、打点重視なら打
ポンテンが取れなくなるロスが大きいので大体打、打点重視なら打。
→打、打点重視なら落とし
→状況に応じて打かか
これなら点棒状況に応じて打か打。どうしてもドラを使い切るつもりなら打。
フーロ手ではドラの価値自体は高いが、(2)(特にトイツ含みの複合ターツがある)の形になると仕掛けの分でテンパイチャンスに大きく差が出るので他に手が掛けづらい。牌効率論40でも述べたが、ドラを使い切るつもりなら早い段階でドラを使いやすいような手組みに持っていきたい。