1シャンテンで、のような形から面子を固定すると(3)、頭を固定すると(1)になる。(他のターツに手をかける場合もある。この場合は(2)の形にとれるが便宜上この比較もここで行う。(2)と(3)の比較は次回以降も行う。)
暗刻は頭としても扱うことが出来るので頭に困ることがなく、連続形も頭が作りやすい。この為、単純な受け入れだけでなく良形テンパイの枚数でも(3)有利となる。連続形や暗刻が2つある形は更に手広くなる。
→打
→打
→打
→打
→打
但し、連続形でも唯一の形だけは通常のターツよりも頭ができづらい。この為良形テンパイの枚数で大差がつくので(3)にしない方が良い。
→打
を引いてもツモ切るので打からで良い。
→打
タンヤオ、345三色もあるので打。の形は連続形程ではないが頭を作りやすい。
→落とし
落とし。ピンズが伸びれば良い(3)になる。
ターツが全てリャンメンの場合は、全体の受け入れでは面子固定が勝るが良形テンパイでは頭固定のほうが4枚多くなる。どちらを選択するかで迷う有名な形でもある。
→河次第で落としか打か
河次第でどちらを選択するか決める。(・・・が薄ければ落とし、・・・が薄ければ打。)状況無しなら単騎のテンパイになった場合に役無しドラ無しになる場合は頭固定推奨。(孤立ドラや手役絡み牌、安牌を余剰牌として持てるメリットがある。余剰牌として何を持つかは牌効率論45参照。)
がドラであれば、ドラ単騎のテンパイなら即リーで悪くないので、即リーチを打てるテンパイ枚数で面子固定が有利になるので打、面子部分がドラなら微妙、もう1枚ドラを引いたときにドラ頭の(1)に受ける手があるのでドラ無しの場合よりは面子固定有利。
→打
役有りであれば単騎のテンパイになるデメリットが薄いのでやや面子固定有利か。
一方に手役が見えるならもちろんそちらを選択する。
→打
→打
愚形ターツがあれば良形への変化しやすさでも面子固定が有利。(のような亜リャンメン形があれば愚形ターツを払って(2)の形にする。亜リャンメン形が伸びればより良い(3)になる、のような中膨れ形の場合も、一時的な受け入れは減るが伸びればより良い(3)になるので、巡目が深くなければ愚形を払うほうが良い。)2シャンテン以下の場合も面子固定優先。例外は頭がドラの場合くらい。
(1)の時に頭が面子化して(3)になった形が明確に有利であれば、(3)への変化を狙って頭そばの孤立牌を余剰牌として抱える。(1)の方が有利なら安牌を持つほうが良い。優劣微妙なら、状況次第で(1)(3)を選択できるというメリットもあるので序盤なら抱える手もある。
→打
打 5種19枚常に良形
打 11種37枚 うち愚形3種11枚
今度は連続形がありますが、打でタンヤオを確定させることで一方的に1翻アップします。(一応喰い仕掛けもできる。)元々の受けが広いので、和了率がそこまで落ちるわけでもありません。なのでこれはが良いでしょう。尚、打の後引きはを切ることになります。ピンズがだと微妙になります。打点が必要な局面や中盤以前ならというところでしょう。
→打
打 5種18枚常に良形
打 13種42枚常に良形
連続形×2となると、受け入れに圧倒的な差がつきます。ここまで差がつけば確実に3,900点以上必要な場合でなければ打が有利でしょう。
ポン →打
今度は仕掛けたときに、打は必ず良形が残る、打は必ず愚形が残るという差があります。これなら切りが有利です。
チー 出る →スルー
チー 出る →ポンもあり
どちらも鳴いたほうが受け入れ枚数は増えます。しかし、これぐらいだとツモ番を放棄することや、手牌が短くなって守備の面で不利になるというデメリットも無視できなくなります。前者は良形テンパイの枚数が2枚減ってしまうのでスルーが若干有利、後者はどちらにせよ愚形テンパイが確定なので、前者よりは鳴く手も考えられるというところでしょう。がのように暗刻があれば鳴いても良形テンパイの枚数も増え、単騎のテンパイになってもにくっつけば良形テンパイになるのでこれなら鳴いて打とするのが良いです。