安牌がない場合の対処法

相手に先制テンパイが入り、自分の手は攻めるには不利なのでオリたいけれど安牌が無い場合はどうすべきでしょうか。この場合の安牌がないとは、前の章の危険度表における、安全度Dランク以上の牌が1枚も無い場合のことを指します。

  • とりあえずは自分の都合で攻め、テンパイする前に安牌が増えればオリる。

狭いけれども一応は1シャンテンであったり、序盤で危険牌を絞れないために安牌がない(通ってない無スジが多いので、無スジ1枚辺りの危険度はそこまで高くないため)場合はこの方法が有力です。

ベタオリ時の工夫

しかし、中盤以降で2シャンテン以下の場合や、ベタオリしていて安牌が尽きてしまった場合は、そこから攻め返しても自分の和了は絶望的です。このような場合は、少しでも放銃率、放銃素点を減らすように打つのが賢明です。その為にはどうすれば良いでしょうか。それを以下に挙げます。

  • 暗刻やトイツを切る、または七が現物であるときに一四と切るようにして、一度危険牌を通すことで2〜3巡の安全を買う。

無スジを複数枚切るより放銃率を減らせます。トイツが2つあるなどしてどちらを切るか選択する場合は、もちろん比較的安全な方から切ります(無スジのトイツ(1)とトイツ(7)なら(1)から切るように)。

  • 振っても打点が低い可能性が高い牌を切る。(振ると高い可能性のある牌は切らない。)

一九で振ればタンヤオは付きませんし、ドラやドラ傍、赤ドラの跨ぎで振れば高い手であることが多くなります。但し、リーチには一発、裏ドラもあるので、打点を読むのは困難なため、当てにならないこともしばしばあります。その為、この方法はリーチ相手よりも寧ろ仕掛けに対して用いることが多いです。

  • 「読み」によって比較的安全と推測される牌を切る。(特に危険度が高いと読めるものは切らない。)

これは読みについて取り上げるときに詳しく解説する予定です。但しこれも、リーチの場合は入り目(宣言牌が八のリーチで、七八八からの八切り出しと仮に読めたとしても、先に六九を引いた場合は六九待ちにならない。このような場合、六九入り目と言う)がある為に当てにならないことも多いため、主に仕掛けに対して用いる技術です。

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