赤あり麻雀のリーチ平均点

どのような手から押すか引くかについては、まず自分もテンパイしているケースから判断するほうが判りやすいです。何故なら、自分が非テンパイの段階であれば、自分がそこから追いつく可能性も考慮して計算しなければならないので、計算が煩雑になってしまうからです。自分が2シャンテン以下であればほぼオリが正解になりますが、1シャンテンの段階での判断は特に難しくなります。

また、喰い仕掛けに関しては、相手がテンパイしている可能性やテンパイしていた場合の打点が相手の河や鳴いた牌によって大きく変動するので、まずは相手がリーチしてきて、自分もテンパイしている場合の押し引きから入ることにします。

リーチの平均点は『科学する麻雀』によれば子が約6,000点、親が約8,400点程度です。親の点数が子の1.5倍に満たないのは、親は打点よりも早い手作りを優先する為です。しかしこれは赤無しのデータです。ハンゲもそうですが、最近では赤有り(赤3枚)ルールがポピュラーである為、押し引きに関する内容も赤3枚のルールを中心に書いていこうと思います。では、赤有りの場合のリーチ平均点はどれくらいのものになるのでしょうか。

MJ3(赤3)のデータによると、リーチ平均点は約7,716点(上級段位者平均)とあります。ここで、リーチ和了した時親である確率を25%、上のデータから親のリーチ平均点は子の1.4倍。全体のリーチ平均点を7,700点として計算すると、子の平均打点が7,000点親が9,800点となります。

赤有りの場合は赤無し時よりリーチの平均打点は1.2倍弱程度であることが判りました。確かに、赤無しの場合よりオリるケースは増えるといえます。しかし、麻雀の得点計算は、「倍倍計算」になっているので、赤無しなら攻めるが赤有りならオリるというケースはそこまで多くならないと思われます。例えば、赤無しならリャンメンで3,000点以上あれば攻めるべきという判断が、赤有りなら3,600点以上という判断になるわけですが、どちらでも役牌ドラ1の2,000点はオリ、ドラドラの3,900点なら勝負ということになり、結局同じ判断をすることになります。

テンパイ時にどれくらいの手であれば攻めるべきかについては、次回以降述べていきます。

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