対リーチの待ち受け選択
押すか引くかの選択だけでなく、押すにしてもどのように受けるかを選択する機会も多くあります。今回はそれについて述べます。
低打点良形か高打点愚形か
前回も述べた通り、打点が半減しても（子のリーチピンフの平均和了点は約3,500点、リーチ三色の平均和了点は約7,100点）良形に受けたほうが若干有利です。これより差がある場合は、特に和了することを優先する場合でなければ愚形受けで良いです。
危険牌を切って良形（リーチの現物待ち）か安牌を切って愚形か
流局間際や、危険牌を引けばすぐにオリるつもりの手でなければ、危険牌を切って和了率を高めるべきです。その方が放銃率という面からも優れています。
危険牌を切って高打点か安牌を切って低打点か
余程危険牌が特定されるわけでない限り、打点を半減させてまで安牌を切るのは損です。
リーチの現物やスジ待ちという理由でダマにすべきかどうか
以下のシミュレーションデータを参照します。
このデータから次のことが言えます。
- 良形ならダマで満貫以上は原則ダマ。
リャンメンダマ3,900点や5,200点はリーチ、6,400点や7,700点はダマ。但し、リーチの現物待ちでもダマにすることによる和了率上昇が期待できない（他家がリーチ者相手にオリていない、かなりの危険牌を切ることになるのでダマでもテンパイを読まれると予想される等）場合は追っかけます（追っかけるには見合わない手の場合はオリ）。
- 愚形は原則ダマ。
これもダマによる和了率上昇が期待できないならリーチorオリになることもあります。
ダマによる和了率上昇がどの程度期待できるかは他家の動向によるところが大きいので、読みの技術も必要になります。
