微妙状況の対応

これまで述べた押し引き判断から、明らかに攻める(オリる)方が有利と判る場合はそれに則って判断すれば良いですが、押すか引くか微妙な結果になることもままあります。そのような場合は何を基準に判断すればよいでしょうか。それについていくつか述べます。

点棒・順位状況

もちろん、リードしていればしている程オリる機会が増えますし、その逆も言えます。オーラスに近くなればなるほどこの傾向は強まります。(具体的な判断については後日書きたいと考えています。)

ベタオリ成功率(安牌がどれだけあるか)

1軒リーチに対して、中盤までなら安牌3枚、終盤は2枚あれば大体オリ切れますが、テンパイしているが攻めるにはやや分が悪い、しかし安牌も少ない場合はどうすれば良いでしょうか。

安牌0枚の場合
押すよりありません。
中盤で安牌1枚の場合
これも基本は全押しです。但し、点棒状況的に特に放銃を回避したい場合や、テンパイ維持の為に特に危険度の高い牌を切らねばならない場合は、なるだけ放銃率を下げるように無理矢理オリるのが得策です。
中盤までで2枚、終盤で1枚の場合
押し引き論17の判断で微妙なラインまでは攻め、それ以下はベタオリします。

仕掛けていて手牌が短ければ短いほど安牌が増える可能性は低くなるので、仕掛けていればこれよりやや押すほうが有利になると考えられます。

相手の打ち筋、動向

リーチ以外の他家がどれくらい押すかどうかでも押し引きの判断は変化します。押す他家が多ければ多いほど先手を取られた場合オリ有利になります。点棒が横移動する可能性が高くなる(ベタオリ時の被ツモにより失点のケースが減る)というのと、他家が押している分安牌が増えやすいというのがその理由です。

inserted by FC2 system