喰い仕掛けのテンパイ読み

前回、序盤の3フーロ、中盤の2フーロ、終盤の1フーロでテンパイ確率が約50%と書きましたが、これは相手の河次第で変動すると書きました。今回はそれについて詳しく述べていきます。

まず、仕掛けている相手が中張牌をどの程度手出ししているかによって変動します。(もちろん、手出しの回数が多いほどテンパイ確率は上がります。)厳密な確率までは判らないので、ある程度の目安をつけるくらいで良いです。それよりも、自分の手の良さと相手の手の高さの方が重要な判断要因となります。(相手が2フーロしていて、テンパイしてない可能性が相応にある(もしくは安手の可能性が高い)としても、自分の手が狭い2シャンテン以下でしかも安手の可能性濃厚であれば原則オリるべき。)

特に利用価値が高い牌(主に手に組み込みやすいドラ(なのでもちろんクイタン仕掛けのヤオ九牌ドラや染め手をやっている場合の他色のドラは当てはまらない)や、染め手をやっている場合の同色牌等の、相手の狙っている手役に特に必要な牌)を手出しで切ってきた場合はテンパイの可能性が高く、少なくとも手広いシャンテン以上であることが濃厚です。利用価値の高い牌→2枚切れ字牌等の安牌要因の順で手出しで切ってきた場合もテンパイしている可能性が高くなります。特にこの場合は、1シャンテン時に安牌を持てる形であったと考えられるのでリャンメン待ちが濃厚で、以前に切っている牌の外側の安全度は特に高まります。(但し、役牌、タンヤオ以外の手役が絡んでいる場合はこの限りではありません。)

リーチやテンパイ濃厚な仕掛けに対して危険牌を切ってくる他家もテンパイしている可能性はもちろん高まります。押している他家が更にもう1フーロしてきたら、2シャンテン以前からテンパイ相手に押すべきケースは稀である以上、ほぼテンパイしていると読むべきです。また、カンしてくる他家もテンパイか良形(或いは喰い仕掛け可能な)の1シャンテンの可能性が高いと言えます。(他にテンパイ濃厚な他家がいれば更にテンパイの可能性が高まる 。)

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