河情報の分類

今回から、特定のパターンを想定する読み(手役読み待ち読み)に入ります。

このような読みが有効になる為には、他家の河に特定のパターンを想定し得る(他のケースを否定する、または特定のパターンであることを否定する為によりレアなケースを想定する必要がある)情報があることが必要です。このような、ヒントとして活用しやすい情報には以下のようなものが挙げられます。

  • フーロ
    仕掛けていれば仕掛けているほど手の内が読みやすくなります。また、仕掛けた時点でテンパイしている場合は、メンゼン時と違って入り目が存在しない為、より精度の高い読みが可能になります。
  • 利用価値の高い牌が先に切られた
  • 利用価値の低い牌が後まで残された
    ここでの利用価値が高いとは、面子を構成しやすい牌(3〜7牌)や、その牌を含む面子を作ることが打点面で有利になる牌(ドラ等)のことになります。面子を構成しにくい牌であれば利用価値が低いということになります。先に切られた牌の利用価値が高ければ高いほど、または上記の二つが同時に成り立てばそれだけ読みやすくなると言えます。
  • 手出しのターツ(トイツ、面子)落とし
    落としたターツより利用価値の高いターツが手の内にあることが判ります。落としたターツの価値が高ければ高いほど、より価値の高い牌が限定されるので読みやすくなります。(例えば、ペンチャンを落としただけでは手の内が判り辛いが、リャンメンを落としたリーチがリャンメン以上の待ちである可能性は高いと読める)面子が落とされることは滅多にないので、ほぼ変則手であることが判ります。(レアケースが読める場合はそれ相応のレアケースが起こっているという例。)
  • その他レアケース
    他にも、一目奇異に見えるようなことが起きた場合は要注意です。前にも挙げたようにな、リーチもフーロもしていない他家がリーチに対して強い牌をツモ切りしていればダマで高い手をテンパイしている可能性が高くなるというのが一つの例です。これがツモ切りしている他家がトップ目であればより珍しい事象になりますから、更にその可能性が高まると言えるのです。
inserted by FC2 system