手牌進行読み

今回は手牌進行読みについてです。

手なりで進めている場合は、3〜7牌の出が早い他家の手は比較的早いと読めます。ドラが切られた場合は早い可能性が特に高くなると言えます。手役狙いであれば、その手役の関連牌が手出しで出てきたらテンパイに近いと考えてよいでしょう。

しかし、これらの読みが特に有効になることは余りありません。漠然としているのでそこまで精度が高くないというのと、麻雀のゲームの性質上、相手の手がテンパイかどうかは読むことは非常に重要になりますが、1シャンテンかそれ以前かを読むことになると途端重要度が下がるからというのが挙げられます。有効になるのは、不要な牌が複数あれば、テンパイに近そうな他家(誰がテンパイに近いか判断が難しい時は、親や点棒で競っている他家等振りたくない相手)の安牌を優先して残すくらいです。

相手の手(主に仕掛けている場合)がどれくらいの確率でテンパイしているかについては、押し引き論で述べて来ましたが、もう一つ押さえておくべき内容があります。それは、オリていることが判る他家は絶対にテンパイしていないということです。当然のことと言えばその通りですが、テンパイしていない相手には何を切っても放銃することはないのですから重要です。仕掛けている相手が他家のリーチや仕掛けに対してオリていると判れば、そこにはもうケアする必要はなくなり、他のリーチや仕掛けにだけ対処すれば良くなります。オリているかどうかを判断することは容易です。手出しで現物を連打している場合や、字牌等の比較的安全な牌をトイツ、暗刻落ししている場合がそれに当たります。


次回から山読みに入ります。

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