逆切り3

読みの技術論6辺りの補足になります。

面子構成しやすい牌→面子構成しにくい牌の順で手出しで切られている場合は強い情報になりやすいということはで挙げました。このことはで取り上げた例以外にも活用できる場面が多くあります。五九の順で切られていればスジでも八は結構危険になりますし、(6)がカンされていたり場に4枚見えているのに(7)が切られてテンパイとなれば壁になっているとはいえ(8)(9)も怪しいところです。テンパイ時点で切られた牌が安牌として持たれていた訳でなく、入り目でもなければその周辺が待ちになっているからです。

中張牌より後に1・9牌が切られるケースは、112等の複合ターツからの切り出し、比較的安牌であった為に持たれていた以外にもう一つ考えられるのは、7897989の形からから6を引いて9が切られるような場合です。この場合はその周辺が待ちになっている可能性が高くなるとまでは言えませんが、その周辺で面子が構成されている可能性はかなり高いと言えます(複合ターツからの切り出しでも同様のことが成り立つので)。

※赤線はツモ切り牌

対面が(9)を引っ張っていたのは上で挙げたケースに該当する可能性が高い。(7)(9)から(6)引いての打(9)なら(5)(8)が本線(実際に相手の待ちは(5)(8)であった)になるし、そうでない場合でも対面が(7)を1枚以上持っていることが濃厚。そうなると(7)は最高でも残り2枚しかないので押すのは厳しい。よってオリるべき。

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