点数計算技法

順位期待値を見積もる為には、どこからどこへ何点移動すると、ある他家と自分とで何点差がつくかが計算できる必要があります。

得点計算法

麻雀の得点計算はややこしいところもあるので、一度点数表を覚えてしまうのが得策です。全部覚える必要はありません。満貫未満の場合も、20符(ツモピンフ)、25符(七対子)、30符だけ覚えれば事足ります。40符は20符の1翻増しですし、50符は25符の1翻増し、60符は30符の1翻増し、70符は20符と50符を足せば求められると言ったように、最初の三つを覚えてしまえば他のケースにも対応できるからです。満貫未満の手になる可能性は110符までありますが、80符は40符の1翻増し、50符(25符)の点数計算に切り上げがないことを利用すると、90符も50符+40符、100符は50符の1翻増し、110符は50符+60符でOKです。よって、最初の20符、25符、30符を覚えておけば全ての場合について対処可能です。

点差計算法

何点差つくかについては次を参考にして下さい。

供託リーチ棒、積み棒無しの場合

  • X点横移動した場合、和了した相手とX点差がつく。
  • 自分が子で子にX点ツモられた場合、和了した相手と5/4X点差がつく。
    (但し、400-700点や700-1,300点のような親の支出が子の倍より100点少ない場合は、(X+100)*5/4-100点差がつく。)
  • 親にX点ツモられた場合、和了した相手と4/3X点差がつく。
  • 自分が親で子にX点ツモられた場合、和了した相手と3/2X点差がつく。
    (但し、支出が子の倍より100点少ない場合は (X+100)*3/2-200点差がつく。)
  • X点放銃した場合、和了した相手と2X点差がつく。

自子-他子:5/4、自子-他親:4/3、自親-他子:3/2とすると、5/4、4/3、3/2のように規則的に並んでいるので覚えやすいでしょう。

供託リーチ棒、積み棒が有る場合

  • 供託リーチ棒Y本につき1000Y点差がつく。
  • 積み棒1本をZ点(通常は300点だが、1,500点のルールもある)とすると、積み棒1本につき横移動ではZ点、ツモなら4/3Z点、放銃なら2Z点差がつく。

これらを用いると、例えば2本場で供託が2本ある時に、子の満貫を親被りした場合、和了した子と8000*3/2+1000*2+300*2*4/3=14,800点差がついたというように計算できます。

流局罰符

  • 1人テンパイ、3人テンパイ テンパイ者とノーテン者に4,000点差
  • 2人テンパイ 3,000点差
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