最速和了技術

オーラスアガリトップの戦い方についてです。

アガリさえすればトップなのですから、原則打点は無視して、和了率を最も高めるように手作りをすべきです。ドラやドラそばの待ちになると和了率が低くなるので、ターツ選択、孤立牌選択の場合はドラに絡まないほうを優先して落としていくことになります。手役についても、打点を増加させる為の手役は不要です。もちろん、1翻縛りを解消する為の手役は重要になります。(重なり狙いで孤立役牌を残す等。)ただ、1翻縛りを解消する為の手役を見ることは平場であっても重要なので、そこまで意識し過ぎることはないでしょう。どうしても役無しリーチになりそうであればそれで構いません。(押し引き論4よりオーラストップ目の役無しテンパイはほぼリーチで良い、例外は牌効率論21-4参照。)あくまで、和了率を最も高めるような選択をすべきということです。

ドラ一
一一三五七八(3)(5)(7)(8)(8)468 →打一としてクイタン狙い

和了率を最も高めるように打つことから、役ありテンパイはダマが原則です。但し、役ありテンパイの為に受けを狭めてダマにするよりは受けを広くしてリーチしたほうが和了率の面で勝ります。

四五六六六112456789 →1ダマより2切りリーチ

五六六六123345(1)(2)(3)北 →北切ってダマより北切りリーチ

下はダマでもリャンメンは出アガリが利くので、リーチ棒を出すと順位が落ちるような場合ならダマの方が有利そうです。

アガリトップであれば打点は下がるけど和了率が上がるような変化もより良い変化であると言えます。見落とさないようにしたいところです。

三三四四五六 →イーペーコーより七引きの3面変化を見て打三

二四五六七(3)(4)(5)(5)(5)567 →五六八(2)(5)チー、(5)ポン

七七八八(1)(1)(1) ポン(2)曲(2)(2) ポン中曲中中 →六九チー

ルールが順位制でなく素点制(特に祝儀比率の高いルール)であれば、アガリトップの原則にそこまで拘らなくていい場合もあります。祝儀比率の高いルールで先制リャンメン赤有りのテンパイならオーラスアガリトップで役有りでもリーチしたほうが良いケースも多いですし、(上がってトップの2着目であればやり過ぎだが、点差に余裕があってあがれなくてもトップの可能性が高いトップ目ならリーチして更に素点と祝儀を上乗せすべき)同じリャンメンターツを選択する場合にわざわざ赤含みのターツを落とす必要はないでしょう。(祝儀5,000点ウマ1−3なら1,000-2,000点の1枚オールが順位一つ分に匹敵。)オーラスにおける順位期待値の最大化=全体の収支期待値最大化であることがほとんどですが、祝儀比率が高い場合のように、局辺りの収支期待値の重要性が特に高いルールでは例外が起こることも多いということです。

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