「MJ4麻雀力判定」サイト問題

セガネットワーク対戦麻雀MJ4 公式ブログ
MJ4×Ameba 「AmebaCUP」への道 「MJ4麻雀力判定」より問題検討。

ルール

セガネットワーク対戦麻雀MJ4採用ルール」より

  • 東風戦 20,000点スタートの25,000点返し
  • ウマは、1位は+20、2位は+10、3位は-10、4位は-20
  • 親のアガリで連荘
  • クイタン、後付けあり
  • 八連荘あり
  • 裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラあり
  • 赤ドラあり (マンズ、ソウズ、ピンズ共に1枚ずつ)
  • 30符四翻は満貫(切り上げ満貫)
  • 大車輪はピンズの2〜8のみ

第1回

【問題1】
東1局 北家 5巡目 ドラ2 持ち点 20,000点
八八八1334555699 ツモ8

【解答と解説】

1

イッツーより受け入れ最大にした時に残る三暗刻狙い。受け入れを狭めてドラの二度受けを残す打8は三暗が確定する受けが消えるし、チンイツ狙いの打八はやりすぎ。(自在に仕掛けられるわけでなく染めなくても高打点見える。)

【問題2】
東1局 西家 9巡目 ドラ6 持ち点 20,000点
四五六七(5)(5)(6)(7)(7)(8)334 ツモ(7)

【解答と解説】

七

良形テンパイに成り得る1シャンテンでしかも9巡目なのでシャンテン落しはない。マンズの4連形より(6)(9)即受けを残す。(何切る問題解法論に同様の問題アリ。)

【問題3】
東3局 南家 6巡目 ドラ(4) 持ち点 30,000点
二三三三六六(3)(4)22499 ツモ七

【解答と解説】

二

三色は非常に不確定なので原則通り暗刻ソバの孤立牌を切る。これでもタンヤオ変化は残るしリーチドラ1でもいい。(『超・入門 科学する麻雀』の第一問に類似。)

【問題4】
東2局 西家 7巡目 ドラ3 持ち点 23,000点
二三四五(3)(4)(5)(5)23456 ツモ5

【解答と解説】

(5)

くっつき形の1シャンテンは良形になりやすいように、これでも三色は残る。

【問題5】
東2局 東家 4巡目 ドラ(2) 持ち点 28,000点
二三(2)(4)(5)(5)1234578 ツモ(6)

【解答と解説】

(5)

2シャンテンなので頭より面子優先。(2)引きは二度受け&高目タンヤオが残るでイッツーを見切る打1(3)引きは三色両天秤でイッツーを見切る打8

【問題6】
東3局 南家 3巡目 ドラ八 持ち点 21,000点
三四四五七(2)(3)(4)(5)(6)567 ツモ(2)

【解答と解説】

七

問4と理由は同じ、タンピンになりやすい&イーペーコー目があるのでドラ受けを無くしても打点面で遜色ない。

【問題7】
東3局 北家 6巡目 ドラ白 持ち点 30,000点
六七(3)(4)(6)(8)3445788 ツモ(4)

【解答と解説】

4

(6)(8)引きで良形(1シャンテンになったときに必ず完全シャンテン形に)確定になる変化もあるので中膨れを伸ばすより受け入れ最大をとる。

【問題8】
東2局 西家 4巡目 ドラ3 持ち点 8,000点
二四(2)(3)(3)(3)(4)(5)23456 ツモ3

【解答と解説】

(5)

受け入れ最大の打(2)に比べ(6)受けが無くなるだけなので、このビハインドなら234三色からの跳満の可能性を残す。ただ1ツモなら手変わりは待たず打6即リーチ。三引きは打3リーチ。他ツモでリーチするかどうかはルールと場況次第。(ラスに厳しいルールならダマ満はダマにすることが多い。)

【問題9】
東3局 南家 8巡目 ドラ(5) 持ち点 29,000点
三四五五六(4)(5)(5)34467 ツモ五

【解答と解説】

(4)

2シャンテンでの受け4枚差なら二度受けを残してドラドラを確定させる。

【問題10】
東2局 南家 11巡目 ドラ7 持ち点 20,000点
四五(4)(5)(6)(6)2333457 ツモ4

【解答と解説】

3

テンパイチャンスに大差ないのでドラ重ねと345三色を残す。裏目6ツモでも手広いヘッドレス形になるので尚更。

第2回

【問題1】
東1局 北家 4巡目 ドラ3 持ち点 20,000点
一三五(1)(2)(3)(5)(7)135北北 ツモ6

【解答と解説】

(5)

ターツオーバーなので三色に絡まないカンチャンを払う。(8)(9)ツモからのチャンタ三色があるので(5)から切る。(手役絡みなのでこの時はターツオーバーを残して打五でいい。)

【問題2】
東2局 西家 9巡目 ドラ1 持ち点 21,000点
五五(7)(7)(8)(8)(9)1788南南 ツモ(7)

【解答と解説】

(7)

鳴くとトイトイのみでドラが浮いている場合は七対子1シャンテンに決める。

【問題3】
東2局 西家 8巡目 ドラ三 持ち点 20,000点
四五(4)(5)(5)(6)4456678 ツモ四

【解答と解説】

(5)

中膨れからは頭が作りにくいという性質があり、四四五の形を含むくっつき形なので、打五と打4と打(5)の良形テンパイ枚数がほとんど変わらない(打五四ツモも含めれば23枚、他22枚)。但し打五は三色もドラ受けも消えて明確に打点面で劣るので除外。4(5)の比較は難しい。打点は大差ないので単純なテンパイ枚数の差で打(5)とする。だが打4三ツモの中膨れ単騎はすぐ良形になるのでやはり微妙。

【問題4】
東2局 東家 10巡目 ドラ(4) 持ち点 8,000点
五r五(3)(3)(4)(5)(5)(5)344西西 ツモ五

【解答と解説】

3

流石に四暗刻の1シャンテンには取る。鳴いてトイトイもあるので和了易さも遜色ないとみる。

【問題5】
東3局 南家 8巡目 ドラ中 持ち点 19,000点
四四五六六七八(r5)(6)北北白白 ツモ九

【解答と解説】

(r5)

2翻差あれば愚形を残してリャンメン落とし。打(6)として(5)ツモでも(5)を落とすので安全度でこっちから切る。

【問題6】
東1局 北家 7巡目 ドラ(4) 持ち点 20,000点
二二二五六(2)(2)(4)2233r5 ツモ五

【解答と解説】

六

ドラを切ることになるがトイトイ三色同刻なら打点十分だし面子手も残る。よってこれは問2と異なり七対子に固定しない。

【問題7】
東2局 西家 4巡目 ドラ八 持ち点 17,000点
二四六(2)(2)(4)(4)(6)23677 ツモ七

【解答と解説】

四

234三色は遠いので原則通りターツオーバー形を嫌う。五引きがロスにならないので内側の四から切る(五八待ちが読まれ易くなるというデメリットはあるが、ここから五八待ちになる可能性はそう多くなく、そもそもドラが八なので読まれにくくしたところでほとんど出易くはならない)が、微々たる差なので打二でも問題ない。

【問題8】
東3局 西家 8巡目 ドラ(8) 持ち点 30,000点
六六六八(2)(3)(3)(4)(6)5678 ツモ4

【解答と解説】

(6)

369引きで良形テンパイになる。ドラそば孤立牌より中膨れ優先(牌効率論39より、今回はラス前で浮いているので尚更速度重視の中膨れ残しが勝る)。

【問題9】
東2局 東家 3巡目 ドラ(6) 持ち点 24,000点
八九(7)(9)11377899西 ツモ西

【解答と解説】

3

最速は八九落としだが純チャン三色なら仕掛けても5,800点(運良くメンゼンなら純チャン三色イーペーコーで18,000点)、仕掛けてチャンタのみなら1,500点なので流石に残す。ターツオーバーの原則に従うなら打西だが、七対子もあり、1西からも仕掛けられるので例外的にターツオーバー形を残す。

ターツオーバー形を残すかどうかの選択、八九落としはホンイツへ渡ることもあるというメリットがあるので意外と難しい。もし八九一二(三色がないので仕掛けて2,900点どまり)であれば、最速手順を踏みつつ高い手に渡る可能性のある一二落しが有利とみる。

【問題10】
東3局 西家 10巡目 ドラ六 持ち点 13,800点
一一二六七(1)(2)(2)(3)2244 ツモ(4)

【解答と解説】

(1)

七対子2シャンテンを維持しタンヤオの可能性を残す。しかし余り広くない2シャンテンで10巡目となればほとんどオリることになるので、これはあまり良い問題とはいえない。

プロの解説

阿賀寿直オフィシャルブログ 「漢のMJ

プロの解説はこちら。やっぱり突っ込みどころ満載なのですが突っ込むと何切る問題解法論で書いてきたこととほとんど同じことを繰り返すことになるのでもうしません。麻雀にルールがあるように、何切る問題も回答者間でルールが共有されている必要が大いにあるのですが、勝手に自分ルールを作ってしまう人が多いようです。何切る問題が実力向上の上で意味がないなんてことはもちろんありませんが、こういう人同士で何切るをやるのは確かに無駄だと思いますw。どんなに優れた教材でも勉強法を間違えては役に立たないのは当然です。

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