2面子完全形かくっつき形の選択

(2)と(4)との比較

ほとんどのケースで受け入れが大差なので(4)を選択することになるが、(2)を選択する方が有利になりやすいパターンも存在する。それは、暗刻を含む多メンチャンとリャンメントイツの形が存在する場合である。

他に頭が存在する場合、暗刻の隣の牌は孤立牌としては受けが狭くなり、良形にもなりづらくなる。前回の最後で出てきた形よりこの点で(2)有利になりやすい。一方、リャンメントイツをリャンメン固定して暗刻に頭を求めれば、良形になり易く、多メンチャンが残るので受け入れも広くなる。それでも全体の受けならまだ(4)が広いが、良形テンパイの枚数や打点面で(2)有利になるケースも出てくる。

一二三七(3)(3)(3)(4)(7)(8)(9)677 →打七

多メンチャンの形は残して打七。((4)形であることは変わらない。) 

一二三(3)(3)(3)(4)(7)(8)(8)5678 →打(4)

ソーズの4連形があり良形テンパイになり易いので打(4)で良い。ただ打(8)として裏目の4679引きでも打(4)として非常に手広いBになるという利点がある。

三三四(2)(3)(4)(6)(7)(7)(7)2345 →中盤まで打三

(2)にするとタンピンになりやすいので打点面でも差がある。全体の受け入れでは打(6)とかなり差があるが中盤までは打三

三四四五六六六(3)(3)(3)(4)667 →打6

暗刻含み多メンチャン×2ならば明確に打6。三暗刻にはほとんどならないので見なくてよい。

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