ターツ落とし2

前回、カンチャンを内側から切ってきた場合はリャンメン待ちが濃厚と書きましたが、四二六八)の場合に限って、手役絡み、単騎待ち以外の例外があります。それは、一一二四という形の切り出しで、一と何かのシャボ待ちになる場合です。一四のスジですが、この場合は他の無スジと同等に危険になります。四→任意の牌→二でテンパイの場合は、単に二四を嫌ったケースが考えにくくなるので、一と何かのシャボは寧ろ本命になります。(一一○○の形はリャンメンより面子化しにくいので入り目のケースも少ない。任意の牌が余剰牌二と同等に利用価値の低い(面子構成に寄与せず、安牌でもない)場合は例外。)逆に、二四の順であれば一はほぼ安牌と言えます。

リャンメンの中でも優先的に落とされるターツがあります。(2)(2)(3)(3)(2)(3)(5)(6)のように受けが被っている場合です。(利用価値は、通常の(2)(3)(2)(3)(5)(6)、通常の(2)(3)(2)(2)(3)(3)、通常の(2)(3)>カンチャン。)(2)(3)と落とされているとそこを嫌ったように見えるので(1)(4)は安全と思いがちですが、別に安全になるわけではないことに気をつけましょう。特に、(2)(3))→任意の牌→(3)(2))でテンパイであれば、(1)(4)(5)(2)の順で切られた場合と同様に特に危険になります。

4→○→213→○→214が特に危険になる理由をまとめると、ターツ落しの時点でテンパイしていることから前回述べたようにほぼ2面子余剰牌形かターツ×2の2面子完全形であったことが分かり、2面子余剰牌形であれば2は不要(安牌でもない)なので先に切られることから、2面子余剰牌形の可能性が考えにくいので、ほぼ2面子完全形である→2の周辺が本命ということです。

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