前回、カンチャンを内側から切ってきた場合はリャンメン待ちが濃厚と書きましたが、→(→)の場合に限って、手役絡み、単騎待ち以外の例外があります。それは、という形の切り出しで、と何かのシャボ待ちになる場合です。はのスジですが、この場合は他の無スジと同等に危険になります。→任意の牌→でテンパイの場合は、単にを嫌ったケースが考えにくくなるので、と何かのシャボは寧ろ本命になります。(○○の形はリャンメンより面子化しにくいので入り目のケースも少ない。任意の牌が余剰牌と同等に利用価値の低い(面子構成に寄与せず、安牌でもない)場合は例外。)逆に、→の順であればはほぼ安牌と言えます。
リャンメンの中でも優先的に落とされるターツがあります。やのように受けが被っている場合です。(利用価値は、通常の>、通常の>、通常の>カンチャン。)と落とされているとそこを嫌ったように見えるのでは安全と思いがちですが、別に安全になるわけではないことに気をつけましょう。特に、()→任意の牌→()でテンパイであれば、は→の順で切られた場合と同様に特に危険になります。
→○→のや→○→のが特に危険になる理由をまとめると、ターツ落しの時点でテンパイしていることから前回述べたようにほぼ2面子余剰牌形かターツ×2の2面子完全形であったことが分かり、2面子余剰牌形であればは不要(安牌でもない)なので先に切られることから、2面子余剰牌形の可能性が考えにくいので、ほぼ2面子完全形である→の周辺が本命ということです。