ソバテン単騎読み

複合ターツ含みの1シャンテン以外にも、テンパイした時点の手出し牌の周辺が危険になる場合があります。それは、ヘッドレス形から単騎待ちのテンパイになった場合です。(AB56と持っていて47を引くかチーするかで打AとしてB単騎となった場合に、AとBが互いに孤立牌であったケースは考えづらいから。)

メンゼンの場合はこのケースであることは判り辛いですし、単騎の仮テンから手変わりしてからリーチされることが多いので余り活用できませんが、仕掛けている時はこのケースが多くなります。最も顕著なのは裸単騎の場合です。単騎待ちであることが判る上に、この場合は鳴く前にヘッドレス形であったことがほぼ確定するからです。テンパイから鳴いたケースもありますが、この場合も周辺が待ちになります。ドラ単騎等の特に打点が高くなる牌でなければ、テンパイした時点での手出し牌の周辺が待ちになっていることはほぼ確定でしょう。(もちろんその後手出しが入れば待ちは変わる。)裸単騎ほど極端ではなくても、フーロ数が多ければ多いほどこのケースが増えます。単騎待ちであればテンパイ形を自在に変えられることから、仕掛けてテンパイしていそうな相手が何度も手出しを繰り返してくるようであれば単騎(のべ単や亜リャンメン含む)待ちの可能性が高いと言えます。(手出し牌の周辺で待っているケースも若干高くなるが、手出し牌と関連しないのべ単や亜リャンメンになることも少なくないので読みとして有効に使えるとは言い難い。)

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